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ブログ 2016年2月 2ページ目

演奏家として 思うこと


以前、あるジャズプレーヤーが ジャズ初心者の女性をライブに連れて行ったところ、演奏家としては一番の聴かせどころである アドリブの部分を「無い方が良かった」と言われて 椅子から転げ落ちるほど ビックリした。という記事を読みました。
また、あるクラシック演奏家が 老人施設にボランティアで演奏を申し出たところ、丁重に御断りされた理由が「退屈だから」という話も。
演奏家と聴衆の間にある 限りなく深い溝… これは ジャンルには関係ありませんね。実は タンゴでも「生演奏ミロンガは 踊りにくい上に チャージが高いから 行きたくない」という残念な声を耳にすることがあります。
一般的には、生の演奏を聴く機会って あまり日常的では無いですよね。多分、お客様は皆 特別な思いを持って ライブを聴きに来て下さるのです。
かたや 演奏する側は 演奏することが日常であり、自分にとって当たり前のことをやってるわけで、この温度差は 溝の一因になってると思います。
しかし、最も問題なのは 私たち演奏家の 考え方ではないかしら。
ジャズマンは アドリブに命をかけてるし、クラシック演奏家は 小さい時から脇目も振らず 毎日長時間の練習に耐えて 古典的名曲に取り組み、どちらも お客様がそこに居ることすら 目に入らない…

演奏は、聴く人があって 初めて 音楽 になります。自分だけで弾いているのは ただの 音。演奏家は皆、独り善がりにならず、自分を客観視出来る演奏家になって欲しいです。自分も含めて。








[猫]KOKO♪


Greenthumb グリーンサム


寒暖の差が激しい毎日ですが、少しずつ 春に向かっていますね。
写真は、1月の フラワーアレンジメントのクラスで使った 珊瑚樹 という枝ですが、なんとなく活けておいたら、小さな葉が出て、花の蕾らしきものも出てきました。どんな花が咲くか 楽しみです。

昔、隣に住んでいた おばちゃんが、それは園芸の上手い人でした。活け花の師匠から 様々な残り花材を貰っては、根出し芽出しをして 庭に植えてました。
挿し木や 接ぎ木も上手で、銀杏を鉢に埋めて ちゃんとイチョウの苗木を育てたり。
こういう 園芸上手な人をグリーンサム と呼ぶのだそうです。
私は というと、グリーンサムではありませんね。花を活けた後、枯れてない枝を水に浸けておいたら 芽が出たり、花が咲いたり、というズボラなだけなんですが、毎日見てると 変化が面白いんです。ただ 園芸の知識が無いので、大抵は ダメにしてしまいます。楓の苗木の芯芽を切って 枯らしてしまったり。
でも、どんなに小さくても 生命力のあるものは 元気をくれますね。
これからの季節は、野菜の切りくずを水栽培して お料理に使うのも楽しみです。
キッチンの窓辺には、小さなグリーンがたくさん並んでます。




[猫]KOKO♪


ヴィクトリアン手芸


先日 バレンタインカードの図柄でご紹介した ヴィクトリアン調の紙のコラージュも楽しいですが、ヴィクトリアン手芸には 刺繍やレースや造花に 思い出の写真を組み合わせて飾る、といった楽しみ方もあります。いろいろな手法で バランスを見ながら仕上げていきますが、その工程が楽しいんです!
写真は、アメリカの手芸本の1ページです。要するに ごちゃ混ぜの楽しみですね!

こういう趣味を持つと、お菓子の包み紙、リボンの切れ端、ボタン、雑誌の切り抜き、チケット、等々 なんでも取って置きたくなる…
ゴミ屋敷になる前に、作品を仕上げなくては と思うんですが…





[猫]KOKO♪


Por una cabeza 首の差で


昔は、タンゴと言えば クンパルシータ、エル チョクロ等が筆頭に挙げられましたが、近頃 タンゴと言えば この曲が一番人気です。
1993年、アル パチーノ主演の「セイント オブ ウーマン 夢の香り」で アル パチーノとガブリエル アンウォーが踊るシーンで使われたのを始め、シュワルツネッガー主演の「トゥルーライズ」でも使われて 一躍 有名になりました。
さらに、フィギュアスケートで 浅田真央さん、宮原知子さんがこの曲で演技したことにより、不動の人気を得ています。
この曲を作曲した カルロス ガルデル(1890〜1935)については、タンゴを語る上で 避けては通れない人なんですが、話が長くなりますので またの機会に。ただ、この曲は 彼が不慮の事故で亡くなる3カ月前に発表されたことだけ 書いておきます。

さて、首の差とは?
馬がお好きな方でなくても わかりますよね!
競馬に賭けたら 首の差で負けちゃった。
ついでに 彼女にも 首の差で逃げられちゃった。
もう 競馬は懲り懲りだ。女にも 何度騙されたことか。
でも、通りすがりのあの娘の瞳が…
そして 日曜日には 本命に全財産を…
仕方ないだろう…[!?]︎






[猫]KOKO♪


カリグラフィーと楽譜


写真は グレゴリオ聖歌の楽譜です。
もちろん、私 読めません!
コラージュの素材として 持ってるだけなんですが。

以前、カリグラフィーに憧れて、テキストと 簡単なペンのセットを購入し、トライしたことがありました。おしゃれなカードとか 書けそう、って思って。
結果は… 惨敗!
しかし、このペン 見たことあるような…

思い出しました。カリグラフィーペンって、写譜ペンのことなんだ!写譜なら やったことあります。もちろん、グレゴリオ譜ではなく フツーの楽譜です。ペンの使い方で 太い線と 細い線が 書分けられる、そういえば太書きマジックも そうですよね。
ただ、私には向いてないかも。ペン先の向きをいちいち考えながら書くって やっぱり無理!と いうことで、楽譜は未だに鉛筆書きです。
写譜で 撃沈した者が、カリグラフィー書けるわけなかったんだ!と 妙に納得したわけですが、長年 毎日のように楽譜書いてて、カリグラフィーと写譜が同じものだった と 今更 気付くなんて。

相変わらず 今日も鉛筆で 楽譜書いてます。最近では、楽譜も打ち込みで ネットで配信して iPad置いて演奏することも 増えてるとか。せめて タンゴの楽譜は紙にしておいて欲しいです[!!]︎





[猫]KOKO♪


BuenosAires hora cero ブエノスアイレス午前零時


1998年、このタイトルの小説で 藤沢 周氏が芥川賞を受賞しました。
2014年、パルコプロデュースで 舞台演劇として 新国立劇場等で上演(出演 森田 剛、原田美枝子他)されたのは ご存知の方もあるかと思います。
さて、私がお話したいのは この小説ではなく、ピアソラが作曲した音楽作品の方です。1963年の作曲で、当時 ピアソラは ブエノスアイレスのキャバレーやナイトクラブで 毎晩演奏をしていました。ブエノスアイレスの夜は 午前零時を境に姿を変える、といいますが、確かに 観光客や食事を楽しむ客が一段落して、(タンゴを踊る人が集まる )ミロンガ が始まる午前零時には、街は静けさに包まれて、サイレンの音と 足音だけが 不気味に響いている… そんな情景を 音楽作品に仕上げてしまうピアソラは すごい!
ただ、クラシック出身の私にとっては、この曲ほど弾きにくい曲はありませんでした。楽譜に 音符が書いて無いのです。

××××× /// ………... . . . /// ××

これって、何弾けばいいんですか??
(実際、タンゴ演奏会の先輩に 電話して聞きました…笑)
要するに、夜の街に響く 様々な「音」を 擬音で表現する曲なのです。
何事も 慣れると楽しいものですね。
最近は、大好きな曲の一つになり、自分から進んで演奏するようになりました。

写真は、午前零時よりは少し早い夜のフロリダ通り(ブエノスアイレス)です。

ちなみに、藤沢氏の小説の最後に ブエノスアイレスに雪が降る情景が書かれていますが、地形上、ブエノスアイレスには 滅多に雪は降らないそうです。数年前、大雪が降った時には 大ニュースになりました。




[猫]KOKO♪


ブログのタイトル


何事が起きたのでしょう⁇
ただ、To my Valentine と書いただけのつもりだったんですが。
たいへん 失礼しました。

こんなことでメゲててはダメですね!
また、頑張ります!

[猫]KOKO♪


=?utf-8?Q?To_my_Valentine=E2=9D=A4=EF=B8=8F?=


コラージュのグリーティングカードを作っていて、よく素材に使うのが ヴィクトリアン と呼ばれる1900年代初頭の図柄です。可愛い猫や 素敵な花かごなどが とても魅力的です。
当時は、クリスマスカードと同じ位、バレンタインカードや イースターカードをやり取りしたようですね。
その、バレンタインカードの ほぼ全てに To my Valentine と書かれています。決まり文句なのでしょうか。
女性から告白する日、というのは、日本のチョコレート屋さんの陰謀でしかないらしいのに、何処へ行っても チョコレートだらけですね!
ともあれ、素敵なバレンタインデーをお過ごしください。

ヴィクトリアンについては、また いろいろなお話をして行きたいと思います。





[猫]KOKO♪


大山墓所マルシェ


毎月 第2土曜日は、那須で マルシェを開催してます。
明治時代に ウチの先祖が使った食器をはじめ、手作り作品、地元のお野菜など 販売してます。
大山墓所マルシェも、来月から3年目に入ります。とりあえず 1回も休むことなく 雨の日も 風の日も開催してきました。全天候 やると決めた以上、ほんとに良く頑張ってると思います。(自画自賛)

東京の KOKO STUDIO からは ちょっと遠いですが、たまには 遊びに来てみては いかがでしょうか?

毎月 第2土曜日の開催です。






[猫]KOKO♪


ドレミのお話


今日は、実に 音楽教室っぽいお話をします。
日本語で音名を言うとき、普通はドレミですよね。でもこれ、イタリア語なんです。
ドレミファソラシドを日本語で言うと ハニホヘトイロハ。明治時代に 西洋音楽が入って来た時に 誰かが決めたんですね。当時は あいうえお でなく イロハ でしたから。
では、何でイロハのイから始まらないのか?それは、英語表記が C D E F G A B と C から始まってるからです。
では、何で A から始まらないのか?
正しい楽譜の起源 なんて どうでもいいんですが、初めて音階を作った人は、やはり Aからはじめたんです。
A B C D E F G
日本語で イロハニホヘト
イタリア語で ラシドレミファソ
これは、短調の音階です。
音楽の調子には 長調と短調があり、その短調の音階をまず 作ったわけです。
長調と短調の違いは…
そもそも音階の構成は…
それを楽譜にかくには…

と、興味の尽きない方は、ぜひ私に聞いてください。
楽譜が読める、読めない とかより、こう言うお話の方が面白い って思うんだけど。



[猫]KOKO♪


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