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雑記


ご無沙汰です!
色々 ありましたが 生きてます。(笑)
まあ、それほどのことがあったわけでもなく、ただサボってただけですが。

写真の花は スカビオサ、花の中心から葉が出ているという あまり見ない形態で、なんか元気をもらえる。
今朝も 朝食に、窓辺で栽培しているクレソン(食べ残しを水に浸けただけ)を摘んで サラダに入れながら、生きている命をいただくことに 有り難く尊い気持ちになった。
何事も 受け取り方、感じ方、考え方で 様々な方向に繋がって行くわけだが、どうせ一度しかない人生、限りある命を生きるならば 良い方向を目指したい。
受け取り方といえば、音楽も その時の気持ち、環境などで 全く違う印象になることがある。音楽を仕事にしていると、職業病的に 偏った聴き方をしてしまうことが多かったのだが、最近は 好きな音楽を 心から楽しめるようになってきた。視野が広がるのは 素晴らしいことです!
先頃 眼の状態が悪くて、手術をするにあたり 一時期 両眼がほとんど見えない という体験をした。夜中、若い男性介護士に手を引かれてトイレに行く老婆!(私[!?]︎)
一晩きりで本当に良かったです!
健康であると 見える、聞こえる、歩ける、食べられる、などを当たり前と思い つい感謝を忘れてしまうが、普通の生活が出来るって とても とても有り難いことなのだ、と実感。

さて、音楽家あるある をひとつ。一般的に、人は 音楽家の近くにいれば 毎日 素晴らしい演奏が聴けてラッキーだ 、と思うらしい。実はこれ、かなり耳にします。
で、実際はどうかと言うと、、、
昔、私がリサイタルをするので 当時 大学教授だった父が かなりたくさんのチケットを買ってくれたことがあった。コンサートの前の晩、父が私のところへ来て 心配そうに こう言った。
「おまえ、最初から最後まで、止まらずに弾けるんだろうね。」
笑い話ではなく、実話です。
音楽家の練習ほど 聞苦しいものは無い、と言っても過言ではない。
同じ箇所を何度も何度も、壊れたレコード(古っ!)のごとく繰り返し、行っては戻り、また戻り、意味不明な音の羅列を繰り返し、つまり 演奏会で聴くような 一曲を通しての練習など、ほとんどやらないのですよ。少なくとも 私はやらない。そして 私の周りの音楽家たちは 結婚しても 相手に練習は聞かせたことがない、と 口を揃えて言う。
音楽は 素晴らしいものですが、「音」 は時に暴力にすらなってしまう。音楽家は 防音室を必要とし、無ければ 消音器を付けたり、無音練習を試みたり。
これは 生徒さん達も同じですね!
せめて レッスンにいらした時には 思い切り音を出して欲しいです。

まずは 全てに感謝の気持ちを忘れず、聴くことも、弾くことも、大いに楽しみましょう!

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