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変わり行く街 パート2
ビルが、取り壊された後地は、空が広く見えます。
写真は 青山にあった ベルコモンズ というビルの後地です。
ベルコモンズは、1976年に 青山通りと 外苑西通り(キラー通り) の交差点に いわゆるファッションビルの走りとしてオープンしました。
ベルコモンズという名称は、オーナーの 鈴屋 というファッションブランドから付けられたものです。
沢山の ファッションブランドの店が入り、上階には ゴルフスクール、テニススクール、バレエ教室、飲食店も 選りすぐりの店、と おしゃれな上にもおしゃれな 時代の先端を行く場所でした。
建物も 重厚なイメージで、中には 普通のエレベーターの他に ヨーロッパ風の 階数表示が時計の文字盤のようになった レトロなエレベーターがあり、日本に居ることを忘れるような雰囲気を醸し出していました。
時代の流れとともに、バブルを過ぎてからは テナントの入れ替わりも激しく、2014年に閉鎖、取り壊しとなりました。
多分 団塊の世代は、青春時代、中年から壮年へと 時代を共有して 思い出のある方も多いのではないか と思われます。
恋人と、家族と、友人と、沢山のメモリーを包んだまま、ビルは消えていきました。
また 新しく建つビルには、どんなメモリーが刻まれるのでしょうね。
とにかく、青山通りの景色が 一変したことは 事実です。
[猫]KOKO♪