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サイズの問題


私の専門は バイオリンですが、一応 ピアノも弾きます。音楽学校では 副科でピアノが必修なので、バイオリニストは たいていピアノが弾けます。が、上手い人は それほど多く無いかも。(笑)

かく言う私も ピアノは全く上手くないのですが、生徒さんのバイオリンの伴奏は 弾くようにしています。バイオリンは メロディー楽器で、歌で言うと アカペラのようなものなの。通常は 伴奏が付いて 音楽として成り立つように出来ています。

さて、バイオリンは 子供用のサイズがありますが、ピアノには 子供用は無く、2歳児でも 2メートルある 大柄な大人でも 同じ楽器を演奏します。
作曲家の中には やたらと手の大きな人もいて、10本の指を駆使して 複雑な和音連打を強いられる曲もあり、当然 手の大きさも技術力も無い私には 演奏不可能な曲も かなりあります。

ピアノの歴史 300年の中で、子供サイズのピアノが普及しなかったのには それなりの意味があるのでしょうね。
私は 専門外 ということで、かなり音の数を減らして演奏してますが、それでも キツい!
ピアニストの中には 手を広げるために 手術までした人もいて、生まれながらの 手のサイズには 泣かされます。
少々 見苦しい写真は 私の右手で、練習のし過ぎ…とまではいかないうちに サポーター無しでは弾けなくなりたした。
私にとって 目一杯な この和音、普通サイズの手であれば 卵を握る感じで つかめるのです。

これでも、学生時代よりは ずいぶん 指が広がるようになりました。
あとは、言葉は悪いけれど いかに誤魔化すか…
生徒さんには いつも 申し訳無いのですが、曲の雰囲気だけでも つかんでもらえたら、と 小さい手で 頑張って伴奏しております。






[猫]KOKO♪


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