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父の花水木
ウチの 猫の額ほどの庭の一角に、父の植えた 花水木と、母の植えた 楓が 仲良く寄り添って 立っています。
父母が実際に植えたのは 別の場所でしたが、建て替えの後、何も知らない植木屋さんが 偶然に 隣り合わせに植えて 今日ね至ります。
この花水木、父が植えた場所は 地下のドライエリアで、父の存命中は 一度も花を咲かすことはありませんでした。日照不足だったのですね。
今の場所に移して 何年後か、ある年 突然 花を付けました。それ以来、本当に 小さくて 花数も少ないのですが、なんとか 毎年 花を見せてくれます。
今年は 春の訪れが 早い!
東京の桜も、入学式を待たずに 葉桜になり、花水木も こんなに早く 咲いてしまいました。
毎日 樹を眺めていると、成長というか 変化に驚かされます。
つい 数日前までは 枯れ木だったのが、芽が吹き 葉が出て 蕾が あっという間に花開く。この時期は、毎日 少しずつ ではなく、かなり 変化しますね。
近頃の世の中は、スピード、スピード。何もかも 変化が早くて!と言いますが、植物達の 日々の変化は 気候にもよりますが 昔から この早さだったのです。
冬の間に エネルギーを貯めて 蓄えて、春に一気に走り出す。
自分の生命を 神に委ねている 植物達の、無理のない 変化の仕方には 学ぶことがあり過ぎです。
日々、常に 何かに追われているような 忙し過ぎる生活。もっと、自分の内なる声に 素直に従って生きられたらな、と 思うのでした。
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