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春の味覚


今年も春が巡って来た。
このブログ、お正月の挨拶以来 またまたお休みしてしまい、自分でやると決めたことも出来ない自分にウンザリなのだが、言い訳すれば、年明け早々から 心身のバランスを崩し、日常生活には支障が無い程度の不調が あちこちに発症した というわけで、身体の不調は続いているものの、精神的には かなり立ち直りました!

普通にご飯が食べられるって、本当に幸せなことだと思う。まさか この歳になって 摂食障害を起こすとは思わなかったので、改めて 食の大切さを感じることとなった。

さて、食べるといえば 料理。
今は 実質一人暮らしなので、基本 料理はしないが、料理は嫌いではない。
子供の頃から、手に怪我をするおそれのあることは 一切禁じられていて、中学での家庭科の実習が 私にとって初めての料理体験だった。母は 必要最低限のみ、祖母は 一切 料理をすることなく一生を終えた人なので、料理となると 私は 料理学校に行き、基本的なことから学ぶ必要があった。今 大人気の土井善晴先生のご尊父、土井勝先生の 東京教室に通っていた。月一回は 土井勝先生が上京して教鞭をとられ、直々に教えていただくことが出来た。懐かしい思い出です。
しかし 一人暮らしの今は 良し悪しはともかく、コンビニなどで 全て間に合ってしまうので、自分のために手間暇をかけることはしない。
そもそも、料理は 誰かに食べてもらうために作る、と思っている。褒めてもらうため、と言っても良いかも。
最近、褒められたいから料理する、と言ってる人がいて、何て正直なんだ!と思った。

今はかなりあやしいが、かつて日本には 四季があり、季節ごとに 旬の食材を ふんだんに使うことが出来た。
特に春、少し苦味を持った 緑の若い芽を手にすると 本当にワクワクする。
ふきのとう、タラの芽、コゴミ、ヨモギ、芹、などなど。
また、小さな花を付けた スミレ、たんぽぽ、そして 土筆。
以前にブログにも書いたが、ノビルとのらぼう菜は 春の味覚の中でも絶品!
那須に行くことが無くなり、自分で摘み草をすることが出来なくなって久しいが、都心のスーパーでも 手に入るものもある。

写真の菜の花は 八百屋さんで売っていたもので、花が咲き始めて 値下げになっていたので 即購入!
茎の 下半分にある葉は 外して茹でて 美味しくいただき、上半分は 観賞用として 飾っている。
なお、花屋さんで購入した 菜の花は、食用には、ならないので 念のため。

昔、音楽仲間達と合宿して、裏山に登って山菜採りをして、天ぷらにした時の ほろ苦い味わいと、その時練習していた モーツァルトのクァルテットとは セットで記憶されている。

フラワーアレンジメントの教室で、花材として活けた 春野菜を レッスン後に 天ぷらにして食べたことも、生徒たちの間で 語り草になっているが、その時の 各人各様のアレンジメントも 鮮やかに思い出すことが出来る。

やはり、春の食材、特に山菜は 天ぷらが一番ですね!
また 食べてくれる人がいたら 料理するんだけどな。
ぜひ お声をかけてくださいまし!





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