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耳コピと言っても
一口に 耳コピと言っても、その方法は人により 様々です。
例えば、小さい子供が テレビ番組の主題歌を まねして歌ってるのも、立派な耳コピですし、民族的な音楽は ほとんどが楽譜が無く、口伝 という 耳コピで 成り立っています。
ごく普通に カラオケで歌う場合、ほとんどの人は 楽譜など見ずに 耳で聞き覚えた歌を歌っていますよね。これも 耳コピなわけです。
耳コピというと、特殊な能力みたいに思われるかもしれませんが、実は 誰でもやってることで、楽譜に書くかどうかは 大した問題ではありません。
写真は、私が耳コピの仕事をしているところで、パソコンから音源を流し、楽譜に書き取っていく作業をしています。子供の頃から そういう訓練をされているので、かなり複雑に絡み合った音も だいたいは聞き取れます。かわりに 楽譜に書かないと覚えられない、という難点があり、カラオケなどは 歌詞しか出ないので とても困ります。(笑)
音楽家でも、人によって 聞こえた音をキーボード等で確認してから書く場合や、聞くと同時にアレンジしながら 楽譜を仕上げる人もあり、一つ一つ 音符を書く場合、コードネームで書く場合など、本当に 様々ですね。
近頃は、楽譜を書くのも パソコンが主流になりつつあり、手書き派の私は 肩身が狭いんですが、昔はパソコンのキーボードで楽譜を打ち込んでたことを考えると、鍵盤で弾いたものが楽譜になるなんて 夢のようで、ゆくゆくはもっと簡単になるのでしょうね。
パソコンに取り込んだ音楽が 楽譜になって出てきたら、耳コピも要らなくなりますが、そうならないのは多分、ネットで 歌の歌詞を検索しても 印刷出来ないのと 同じ理由だと思います。
[猫]KOKO♪